中華民国国防部海軍司令部は2日、アメリカから購入した機雷掃討艇2隻は2日に台湾南部の高雄港に到着したと明らかにした。購入したのはアメリカのオスプレイ級機雷掃討艇で、台湾ではそれぞれ「永靖号」、「永安号」と名付け、クラスについても「永靖級」と呼んでいる。海軍司令の董翔龍上将(海軍大将)は10日に左営軍港で歓迎の式典を行う予定。
このほど到着したのは、これまでアメリカ海軍に所属していた「オリオール」(船体製造番号MHC-55)と「ファルコン」(同MHC-59)。機雷掃討艇は常に海上の安全な航路を確保し、機雷作戦能力や対抗能力を効果的に高められることで、艦隊の作戦任務の達成を助ける。
海軍司令部では、海軍の機雷掃討能力を強化するため、新世代の近海防衛力の構築を積極的に進めており、2009年からは「永靖級」機雷掃討艇の導入計画を執行、3年近くの努力の結果、スケジュールどおりの艦体チェック、人員訓練、専門的証明と航行などの任務を完了した。