交通部観光局は6日、中国大陸との第4回台湾海峡両岸観光交流円卓会議を8日に高雄市で開催すると発表した。今年のテーマは「協力を深め、ともにウィン・ウィンの状況を創出しよう」とし、観光と各産業の融合による発展の形を模索しつつ、定期客船や体験型農業レジャー、旅行保険などについて討議する。会議は「台湾海峡両岸観光旅遊協会(台旅会)」の謝謂君会長と、中国大陸の「海峡両岸旅遊交流協会(海旅会)」の邵琪偉会長が共同で招集人となっている。
観光局によると、会議には両岸の観光業界を代表する関係者約200人が出席する。両岸の観光産業がいかに協力を強化してウィン・ウィンの状況を作り出すか討議し、両岸間の定期客船や体験型農業レジャー、旅行保険についての新たな観点を提示する。
この会議は3回目の昨年、中国大陸の重慶で開催され、旅行商品の質をいかに監督するか、また旅行の安全をいかに守るかについて共通認識を形成した。
なお、台旅会と海旅会は常に信頼と協力をモットーに、中国大陸住民の訪台手続きの段階的な簡略化にも努めている。先ごろも、個人旅行の中国大陸住民(一部地域)に対し、同行の家族に対する規制を緩和し、旅行計画により弾力性を持たせることが可能となった。中国大陸側も7月31日、台湾ツアー取り次ぎ可能な旅行社のリストの第4弾として52社を公表した。