第4回台湾海峡両岸観光交流円卓会議が8日、高雄市内で行われ、交通部観光局の謝謂君局長は台湾海峡両岸観光旅遊協会(台旅会)会長としてあいさつした中で、台湾が個人旅行を受け入れる中国大陸の人たちの居住地を今月28日に、済南、西安、福州、深圳に拡大すると宣言した。現在は、北京、上海、廈門(アモイ)、天津、重慶、南京、広州、杭州、成都に住む人に限って個人旅行を受け入れている。
謝局長はまた、中国大陸との船舶による局地的直接通航ルートである「小三通」を利用した、離島の金門、澎湖、馬祖への個人旅行についても、受け入れる人の居住地を従来の福建省福州、廈門、漳州、泉州、莆田、三明、南平、龍岩、寧徳の9ヶ所に、浙江省の温州、麗水、衢州、広東省の梅州、潮州、汕頭、掲陽、江西省の上饒、鷹潭、撫州、贛州の11ヶ所を加えると発表した。「小三通」ルートを利用した、金門・澎湖・馬祖への個人旅行が可能な中国大陸住民の居住地は、28日に中国大陸の4省、20都市へと増えることになる。
昨年の第3回両岸観光円卓会議は中国大陸の重慶で開かれ、双方は旅行のクオリティと安全を確保することで合意した。今年の会議のテーマは、「協力を深め、ウィンウィンを生み出すこと」で、観光と第一次産業、第二次産業、第三次産業の融合から、客船による旅行、レジャー農業、旅行保険と金融などの議題でつっこんだ話し合いを行った。
中国大陸住民の台湾への個人旅行は昨年6月28日にスタート。今年7月までで、延べ10万7000人以上、平均で1日に延べ266人が個人旅行で台湾を訪れている。