行政院大陸委員会は12日、中国大陸住民の台湾観光に関し、2008年7月の正式受け入れ開始から、今年6月末までに、延べ398万人以上が訪れ、約2,023億台湾元(約5,287億日本円)の外貨収入をもたらしたとの推計を発表した。また、個人旅行の受け入れが始まった昨年6月末から今年6月末までに、台湾を訪れた個人旅行の中国大陸住民は延べ9万人近くに達し、1日平均では昨年下半期の243人から今年上半期の326人に大幅増加した。
現在、台湾への個人旅行が認められているのは、中国大陸の9都市の住民で、8月28日からは、さらに4都市(山東省済南市、陝西省西安市、福建省福州市、広東省深圳市)の住民の受け入れが始まる。
現時点で、台湾の9空港で中国大陸の41都市への直航便が就航、双方の定期便は毎週往復558便に上る。交通部民用航空局は、今後も中国大陸の関連機関と意思疎通を図り、中南部に位置する嘉義を台湾海峡両岸直行便の10番目の就航地とするべく取り組みを進める。