2024/12/26

Taiwan Today

政治

ハイチの震災被災地、台湾による恒久住宅が落成

2012/08/20
外交部と中華民国赤十字の協力による恒久住宅であることを示すプレート。(中華民国赤十字会総会サイトより)

2010年、ハイチの首都ポルトープランス付近でマグニチュード7.0の大地震が発生し、21万人以上が死亡、100万人が家を失った。被災地の復興に向けて、中華民国(台湾)赤十字会総会と外交部は同国アルティボニット県Savane Diane地区における「新希望村」恒久住宅200戸の建設に協力、550万米ドルかけて約1000人の再出発を支援した。「新希望村」は台湾時間の19日未明に落成。同被災地での国際的援助プロジェクトのうち、最も早く落成した恒久住宅となった。ハイチのThomas Jacquews農業相は、台湾の人々と中華民国政府の思いやりは被災地に希望の村を作り上げ、新たな希望ももたらしたと大いに感謝した。

「新希望村」は碁盤の目のように建てられており、生活の利便性が高い。まっすぐ伸びる道路に、小学校、教員宿舎、礼拝堂、集水エリア、発電機棟、水タンク、トイレが設けられた。一戸ずつ独立した農家には夜間照明用の壁掛け式太陽電池設備が取り付けられている。また、現地の人たちが自給自足できるよう、外交部国際合作発展基金会は「新希望村」の周辺300ヘクタールの土地での農業バイオ技術も責任を持って指導し、農家の生計問題を解決する。中華民国赤十字会総会は今後もコミュニティー内の給水システムの改善や学生のための制服の購入を行っていく。

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