中華民国(台湾)とフィリピンの両国は16日と17日の2日間にわたり、台北市で第18回台湾・フィリピン経済協力会議を開催、フィリピンのスービック経済特別区とクラーク経済特別区、および台湾の輸出加工区の間での経済回廊推進、貿易・投資協力、技術協力、多角的および地域経済協力の4項目について活発な意見交換を行った。この結果、具体的なコンセンサスを形成するとともに、製品認証の相互承認、中小企業発展協力、電子原産地証明(ECO)のデータ交換、産業ハイテク化サービス、製靴研修訓練の5項目で提携意向書を締結した。
経済部によると、今回の会議では、このほか環境にやさしい観光に関連する産業の促進や、台湾の地熱資源開発、知的財産権分野での協力、半導体集積回路(IC)エンジニアの設計研修課程、フィリピンの農業加工従事者への協力、包装設備工場設置といった議題についても意見交換を行った。
次回の会議は2013年にマニラで開催予定で、引き続きより多くの経済・貿易協力項目を開拓していく。