アジア最大の大型クルーズ船、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が29日夜に中国大陸の上海を出港し、31日未明に基隆港に寄港する。9月5日までの間に日本の福岡と韓国の済州を巡り、再び基隆港に帰港したのち、次の目的地に向け出港する。
基隆港到着後の航行スケジュールは、31日16時30分に日本の福岡および韓国の済州に向け出発、9月5日午前に再び基隆港に到着となっている。乗客は1,600人余。5日夜には再び基隆港を出港し、韓国の済州と中国大陸の天津を巡ることとなっている。
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は、世界最大規模の船会社、米ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの保有する船で、これまで就航していたのは欧米路線。今年初めてアジア路線に就航し、5月にシンガポールに寄港している。全長310メートル、喫水8.8メートルの同船の係留のため、基隆港務局は同港東2号・3号埠頭(ふとう)を手配している。