外交部は1日、米国と共同で「太平洋島国青年リーダー育成計画(Pacific Islands Leadership Partnership with Taiwan,PILPT)」を立ち上げ、来夏から実施すると発表した。台湾と米国は、クック諸島で行われた「太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum,PIF)」の開催期間中に、同育成計画実施で合意。
同育成計画では、外交部で3日に設立された「外交及び国際業務学院」と米国の著名なシンクタンク「イーストウエスト・センター(East-West Center,EWC)」を通して協力覚書を交わし、向こう5年以内に、対象地域の国々で有望な政府関係者、NGOの職員など青年リーダー125人に集中的なリーダー育成訓練を施す。
第一段階の計画では、訓練のカリキュラムは3ヶ月間。そのうち3分の2の時間はハワイの「イーストウエスト・センター」での訓練、残りの3分の1は台湾で受けることになる。台湾での研修内容は「外交及び国際業務学院」が計画し、台湾の政治、経済、社会情勢、ならびに地域の安全保障、協力関係などが主な議題になるという。