台湾海峡両岸における医薬品の研究開発と審査、登録管理の効率をより高めるため、財団法人医薬品査験中心(評価センター)が「両岸医薬品協力プロジェクト推進オフィス」を設置。20日に運営をスタートさせた。同オフィスでは、「法規と科学の研究と分析」、「特別プロジェクトの推進」、「産業情報」、「問い合わせと指導のホットラインと情報プラットフォーム」を提供する。
行政院衛生署食品薬物管理局によると、「海峡両岸医薬衛生協力協議(協定)」を2010年末に交わしてからこれまで、協力協定の内容は防疫、医事人員、漢方薬材、医薬品の交流などに及んでいる。現在、両岸双方が協力に関心を示している領域は、公共衛生面での防疫とがん治療薬の研究開発で、細菌性薬物の研究開発、肝臓がん、ワクチンなどでの提携だという。