行政院国家科学委員会は1日の会議で、バイオ医療産業の拠点として整備が進んでいる「新竹バイオメディカル・サイエンスパーク(新竹生物医学園区)」に建設する国内トップクラスの医療センターについて、建設予算55億1,100万台湾元(約148億日本円)とすることを決議した。10月末までに行政院の承認を受ける見通しで、2013年着工、2016年竣工、2017年の正式開業を目指す。この病院の位置付けは「救急・重症に対応できる国内トップレベルの医療センター」であり、台湾大学医学部付属病院が運営計画の策定と実際の運営を担当する。
台湾大学医学部付属病院の現時点の計画によると、施設は地上7階建て、地下1階とし、一般病床500床(うち研究病床200床)、特殊病床228床、合計728床とする。対応する疾病はがん、循環器病、脳血管障害、糖尿病、外傷まで、重大な疾病の予防と治療を主な業務とし、内科、外科、婦人科・小児科、腫瘍医学、循環器、脳卒中、脳血管障害などそれぞれ13のセンターを設置する。