行政院金融監督管理委員会は14日、保険の国際監督基準を策定する国際組織、保険監督者国際機構(IAIS)が来年行う第20回年次総会の台北での開催権を獲得したことを発表した。台北での年次総会開催により、IAISのメンバーとなっている国々との二者間交流をより強化することが期待される。
IAISは世界148カ国の保険監督当局者や民間団体などのメンバーで構成され、保険監督の分野では世界で最も重要な国際組織。保険契約者の権益を保護し、保険市場の効率を確保することを目的に創設され、メンバー間の情報交換を通じて、国際的な保険監督において協力している。同時に、保険コア・プリンシプル(Insurance Core Principles、ICPs)の効率的な実施と、各国の保険監督当局の保険関係法規の強化のため、メンバーに必要な支援を提供している。台湾はIAIS創設時からのメンバーで、「協力と情報交換に関する理解の多国間覚書(IAIS Multilateral Memorandum of Understanding on Cooperation and Information Exchange、IAIS MMoU)の締結メンバーでもある。