観光業界の見本市、「台北国際旅行フェア（ITF2012）」が26日から29日にかけ、台北世界貿易センター（TWTC）の展示ホール1と展示ホール3で開催される。今年は60カ国から850団体が参加、1,000小間以上のスペースで展示を行う。主催者の財団法人台湾観光協会によると、日本の出展規模は前年から100ブース増加し、参加国中最大の106ブース。
ITFは今年で20回目。TWTC展示ホール1は、総合旅行エリアとして、国際パビリオンが展示のメインとなる。また、航空会社の出展規模が拡大していることから、航空および交通運輸エリアを設ける。展示ホール3はホテル・レジャー宿泊施設エリアとなっている。今年はさらにエリアを細かく分け、星付き宿泊施設コーナー、レジャー（優良）宿泊施設コーナー、温泉宿泊施設コーナー、レジャー農場コーナー、民宿コーナー、モーテルコーナーを設置する。
また、25日には交通部観光局が世界17カ国のバイヤー64人を台湾に招き、ITF観光産業商談会を開催する。海外のバイヤーと、国内の旅行社やホテルといった観光業界関係者が協力に向け商談を行う予定。
さらに、中央のステージでは、国内外の団体による見ごたえのあるステージが46回にわたって繰り広げられる。日本の団体は、地方の祭りや行事、江戸の遊興といった日本ならではの特色をアピールする。
一般の人の入場時間は26日が12時～18時（午前は業者の商談向け）、27日と28日は10時～18時、29日は10時～19時となっている。人気の見本市で、混雑が予想されるため、身長120センチメートルに満たない子どもと、ペット同伴の入場はできない。入場料やチケット購入方法など、さらに詳しい情報は見本市の公式サイト（http://www.taipeiitf.org.tw/、英語・中国語）で紹介している。