立法院の台湾団結聯盟議員団は先ごろ、政府の各省庁がサービスを提供する、モバイル端末向けアプリの成果についての調査結果を発表した。それぞれが国民の暮らしの情報と密接なつながりがあるアプリが、ダウンロードランキングで上位にランクイン。中でもグルメや交通情報などのアプリが特に人気を集めている。
報告によると、今年9月末時点で、交通部観光局の「阮的夜市人生（ぼくらのナイトマーケット）」と「旅行台湾」のダウンロード数はそれぞれ延べ34万9,380回、同23万3,106回に達した。交通部台湾区国道高速公路局の「高速公路1968」も21万回（アンドロイド版を含めると28万回以上）を突破。この3つのアプリが上位3位だった。また、外交部が海外を旅行する国民向けに提供する「旅外救助指南iPhone版」は10位となっている。
アプリの上位10位を順に紹介すると、1位「交通部観光局・阮的夜市人生」、2位「同局・旅行台湾」、3位「交通部台湾区国道高速公路局・高速公路1968」、4位「中央気象局・気象情報（iPhone版）」、5位「同前Android版」、6位「交通部台湾区国道高速公路局・高速公路1968（Android版）」、7位「内政部地政司・地籍図資網路便民サービスシステム」、8位「財政部・報税達人」、9位「経済部・行動水情」、10位「外交部・旅外救助指南」となっている（特に表記のないものはiPhone版）。
なお、経済部と行政院衛生署、農業委員会が共同で、クラウドコンピューティング技術を活用して開設した「食品履歴追跡サービスネット」は、消費者がすぐに食品の安全に関する履歴情報を取得することができるようになっている。このサイトは既にサービスを開始、モバイル端末向けアプリは12月にも公開される予定だ。