行政院大陸委員会(陸委会)の王郁琦主任委員は14日、「第16回台湾海峡両岸新聞報道賞授賞式及びシンポジウム」に出席した際、両岸間の報道の交流では両岸メディアによる対岸での事務所相互設置問題にとどまらず、実質的な取材の自由を促進することがさらに重要だとの見方を示した。王主任委員はまた、メディアが対岸に駐在させる記者の数と駐在期間の長さだけに関心を払うのではなく、情報の対等な流通に向けて努力していくべきだと訴えた。
王主任委員は、両岸間で報道の交流が行われるようになって20年以上、記者を派遣しての取材から、記者を駐在させられるまで開放してきたステップの全てが両岸関係の発展ぶりを表しているとし、台湾が報道機関と民間団体の多元的かつ民主的な特質を生かし、中国大陸における公民社会の発展を促すよう希望した。