外交部は今年、「全員集合(All hands on deck)」の広報活動計画を打ち出しており、今月26日からは世界の重要な文字媒体と欧米の国際空港に広告を出して、世界の人々に対し、中華民国(台湾)がUNFCCC(国連気候変動枠組条約)に有意義に参与することを支持してくれるよう訴えている。
外交部では、中華民国は2009年9月に、国連の専門機関への有意義な参与を求めていくことを正式に宣言し、優先目標の一つにUNFCCCを定めたと説明。その上で、中華民国は環境保護と二酸化炭素削減の領域で目覚しい成果を上げており、グリーンエネルギー産業の先駆者でもあることから、UNFCCCに参与することで国際社会に大きく貢献できるとしている。
「全員集合」の広報活動が伝える主なメッセージは、「中華民国には他国と協力して気候変動による危機に立ち向かう意志と能力がある」ということ。広告の下部には、「台湾のUNFCCC参与は全世界の利益(Taiwan’s participation in the UNFCCC initiatives benefits the world)」と書かれ、台湾がUNFCCCへの参与を望む訴えが明確に示されている。