世界銀行が10月に発表した「2013ビジネス環境に関する年次報告書」は、台湾は建築許可申請にあたっての利便性を劇的に改善する改革を行っていると指摘した。特に台北市では、「5階建て以下建築物の建築許可証明交付一本化窓口」を設置、従来手順より14のステップを省略、審査期間31日間の短縮が実現、同措置は今年世界で最良の改革モデルだと評価した。
台北市政府は2011年3月に、「倉庫建築許可証明交付一本化窓口」を設置、2012年にはこれを、「5階建て以下建築物の建築許可証明交付一本化窓口」に拡大した。3月1日から、5階建て以下の建築物の建設について、審査から登記、正式供用開始まで、わずか11の申請手順で済み、所要期間は96日間(世界銀行が認定した執務日ベースの所要期間)に省略された。
世界銀行はこれを受け、台湾の「建築許可申請」の指標における評価を今年、世界9位へと、昨年の76位から67ランク大幅上昇させた。今年の同項目の評価では、台湾が最も上昇幅の大きい経済体となった。