馬英九総統は26日、中華民国憲法に基づき、中華民国は主権の独立した国家だとした上で、台湾海峡両岸関係は国と国との関係ではなく、「一種の特殊な関係」にあると述べた。馬総統はまた、両岸関係は「互いに主権は認めないが、それぞれの統治権は否認しない」関係にあり、これら関係の位置づけは中華民国憲法を根拠にしたものだと説明した。
馬総統はさらに、「国家の安全保障」は中華民国が生き延びるためのカギだと再び強調、国防戦略を「鉄のトライアングル」として説明した。「鉄のトライアングルの一つ目の角は両岸の和解の制度化で、馬総統は、「台湾を主体とし、人々に有利」という原則を堅持する姿勢を示した。
二つ目の角は、活路外交による台湾の国際社会における活動空間の拡大と世界に対する貢献の増加。三つ目の角は、国防力で海外からの脅威を抑止することで、馬総統は、「戦いは望まないが、戦いを恐れているのではない」と述べた。