行政院は3日、内政部の審査結果に基づき、台湾北西部に位置する桃園県の直轄市昇格を承認したと発表した。今後、規定の手続きを進め、来年12月25日に新たに直轄市としてのスタートを切る予定となっている。
行政院によると、同県が直轄市に昇格することで、新竹県や苗栗県を合わせた地域の科学技術産業の強みを統合すると同時に客家文化の伝統がまとめられ、桃園国際空港とその周辺の開発計画「桃園航空城(Taoyuan Aerotropolis)計画」といった重要な公共建設をけん引することが見込まれる。また、直轄市域内の先住民の権益を保障していく方針が強調された。
桃園県が直轄市に昇格すれば、台湾の直轄市は台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市の6市になる。