行政院は8日、党派を超えた年金改革座談会を初めて開催した。出席者は、異なる世代間の責任と負担の公平化、健全で幾層にも整備された年金制度の枠組みによる「第三層年金」(財形年金貯蓄)の役割強化と基金管理の効率改善、労働市場の活性化による保険料収入増加、改革での透明性と過渡期の設定並びに尊厳保護の四つの面に高い関心を寄せた。
行政院によると、異なるジャンルの年金制度をまとめて改革しようとするのは初めてで、複雑さと難度はこれまでになく大きい。末端での座談会をすでに122回開催してきた行政院は8日に初めて、与党・国民党、野党勢力の民進党、親民党、台湾団結連盟、そして公務員協会、退役軍人協会、教師組合、経済団体などを招いて座談会を行った。行政院では、政党政治の垣根を越えた会議であることの意義を強調した。