台湾電力株式会社はさきごろ、龍門(第四原子力発電所)計画はすでに試運転段階に入っていると明らかにした。経済部はこれについて、第四原発は安全面で完全に問題が無いことが確認されなければ燃料の装填はせず、装填するかどうかは原子力エネルギーの主管機関が法律に則って審査して決定すると述べた。
台湾電力では、燃料装填前には世界原子力発電事業者協会(WANO)に専門家チームの派遣を要請し、同業者による稼動前評価を行ってもらう他、行政院原子力エネルギー委員会もアメリカ原子力規制委員会(NRC)の専門家グループによる、燃料装填前の合同視察協力を要請すると説明。最終的には原子力エネルギー委員会が、法規面での要求を満たしていること、並びに安全面でまったく問題がないことを確認してから燃料の装填に移るのであり、一部で報道されたように今年年末に燃料棒を装填するわけではないと話している。