国際的な汚職監視団体、トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International,TI)は29日、2013年版の「政府国防反腐敗指数(Government Defence Anti-Corruption Index)」を発表、中華民国(台湾)は対象となった82ヶ国のうち、「リスクが低い」とされるBランクと評定され、イギリスやアメリカと同レベルだった。「リスクが極めて低い」Aランクはオーストラリアとドイツのみ。
「政府国防反腐敗指数」は、各国の国防面での腐敗や汚職のリスクを評価した初めての指数。82ヶ国がいかにして腐敗と汚職のリスクを抑えているかについて分析した。政治、財務、人事、オペレーション、調達の主要5方面で77の指標について詳細に評価、国家のリスクを「きわめて低い」Aランクから、「きわめて高い」Fランクまで6ランクに分けている。
トランスペアレンシー・インターナショナルは1993年に発足。ドイルのベルリンに本部を置き、約100ヶ国の分会によって構成される、腐敗と汚職を監視する国際的な非政府組織(NGO)。