昨年落成した海峡交流基金会の新ビル。中国大陸での事務機構は「支部」方式になるもよう。（中央社ニュースサイトより）
行政院大陸委員会は21日、関連政府機関並びに台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会と共にプロジェクトチームを立ち上げ、すでに計画を進めているとして、台湾海峡両岸それぞれの窓口機関の事務機構相互設置については中華民国憲法に基づき、「支部」の方式で取り扱う方針を明らかにした。
大陸委員会ではまた、中国共産党第18回「全国」代表大会や、「全国」人民代表大会並びに「全国」人民政治協商会議による中国大陸における動向に引き続き注意し、分析と判断を行っていくとしている。
大陸委員会は、「台湾海峡両岸経済協力枠組み協議（ECFA）」の後続交渉、並びに両岸それぞれの窓口機関による事務機構相互設置に向けての話し合いは今後も積極的に続けられるとして、中国大陸におけるこれら会議の影響を受けることは無いと述べた。
なお、与党・国民党の連戦名誉主席は24日から中国大陸を訪問、中共の指導者、習近平氏と対面する。大陸委員会では連戦氏の訪問を民間及び政党間交流と位置づけ、両岸関係の進展をもたらす交流とみなす立場を示した。