3月8日の国際女性デーを迎えるにあたり、米マスターカード・ワールドワイドが7日、「女性の社会進出度調査」の結果を発表した。これによると、台湾は総合64.7のスコアで、2008年の58.8から大きく上げ、アジア太平洋地域の14カ国のうち5位となった。中華圏では香港(63.3)、中国大陸(61.5)をともに上回りトップだった。日本は48.1、韓国は49.7。
この「女性の社会進出度調査」は、アジアや中近東、アフリカ地域における女性の社会的な地位の評価指標。女性が社会経済において、どの程度男性と同等の立場にいるかを示し、スコアが男女平等を示す基準の100を上回ると女性優位、下回ると男性優位を表す。指標は雇用、教育、リーダーシップの主要3項目と、さらに細分化された項目から成る。今回の調査結果によると、台湾は「正規雇用機会(107)」と「高等教育(107.1)」がともに100を超えた。これは、台湾の女性の正規雇用機会の割合と、女性が受ける高等教育の程度が男性を上回っていることを示している。
また、「政府機関管理職」の項目では43.4で、アジア太平洋地域ではニュージーランド(47.6)に次いで2位だった。