国防部は4月15日から漢光演習を実施する。ミラージュ戦闘機が同演習に参加するかどうかについて、国防部は26日、ミラージュ戦闘機はその独特のデルタ翼設計により、F-16戦闘機や国産のIDF戦闘機が対地攻撃能力を持つのと異なる他、稼働率も基準をクリアしており、同戦闘機は依然として主力戦闘機の一つだと指摘、現時点で使用停止の事実はないと説明した。
国防部は同日、漢光29号演習計画を発表。実際の兵士による演習は4月15日から19日まで行われる。攻撃側は中共人民解放軍の台湾に対する攻撃行動をシミュレーションして行い、防衛側は「固安作戦計画」(台湾全体での防衛計画)で対抗する。演習は実際の兵士が参加し、一部で実弾を使用する方式で5日間続けられ、24時間体制での攻防が繰り広げられる。4月17日には離島の澎湖で陸海空三軍による大規模な実弾射撃を実施、国産の雷霆2000型多連装ロケットの試射が初めて公開される。