行政院衛生署は、少子化が進む中、子どもが受ける医療の質を高めるため、国内8病院で小児専門病院、いわゆる「こども病院」の設置を、7月末にも可能にする方針を示した。対象となるのは国立台湾大学医学部付属病院(台北市)、林口長庚記念病院(桃園県)、中国医薬大学付属病院(台中市)、彰化基督教病院、高雄医学大学付属中和記念病院、高雄長庚記念病院、国立成功大学医学部付属病院(台南市)、馬偕記念病院(台北市)の8病院。
衛生署によると、小児専門病院は、一般病床100床以上、あるいは総病床数150床以上、小児科と外科、麻酔科、放射線科の4科以上の診療科を設置しなければならない。また、小児専門病院として独立した棟の建築物を持つか、現在ある総合病院の1階に独立した出入口を設置することとしている。
内政部の統計によると、2012年末時点の12歳未満の小児は255万6,000人で、5年前(2007年末)に比較して16.4%減少した。