中国大陸で、H7N9型鳥インフルエンザの人に対する世界初の感染例が確認されたことを受け、行政院衛生署はインフルエンザの大流行防止を主な目的とする、「四大戦略、五つの防御線」で対応すると明らかにした。衛生署では、ウイルスに対抗する薬品の備蓄量は台湾の人口の約23%分で、マスクなどの感染防止物資も備えている他、伝染病防止治療医療ネットワークを立ち上げて、対応する病院や伝染病患者を専門に受け入れる病院を指定していくと述べた。
衛生署によると、鳥インフルエンザの感染防止に向けての「四大戦略」とは、患者の早期発見、感染経路の遮断手段、治療薬、ワクチン。「五つの防御線」とは海外との隔絶、水際での管制、コミュニティーでの感染防止、医療体系の保全、そして、個人と家庭での防護。