中国大陸の上海市が13日、鳥インフルエンザ(H7N9型)の同一家族における複数の感染が確認された初の感染例を発表したことを受け、対策本部の中央指揮対応センターは、限定的な人から人への感染例である可能性があると表明した。ただ、さらに人から人へ感染する事態には至っていないため、対応レベルは引き続き「3」を維持すると表明した。
指揮対応センターは、現時点では、H7N9型鳥インフルエンザウイルスが国際的な広がりを見せた形跡はないと指摘。症状の有無を問わず、感染者が旅行などの移動を通じて他の国にウイルスを持ち込んだ可能性もあるが、人から人への感染はなく、広い範囲で集団感染が発生する可能性はあまり考えられないと表明した。