2024/12/26

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正・簡体字の差異は中華文化主導の役割に影響なし=馬総統

2013/04/19
馬英九総統は18日、国家図書館の80周年記念式典で、「正体字と簡体字の差異そのものは、『中華文化の主導者』としての台湾の役割に何ら影響するものではない」との認識を示した。(中央社)

馬英九総統は18日、国家図書館の80周年記念式典に出席した。あいさつの中で馬総統は、常用漢字の一部は簡略化されているものの、絶対的大多数の漢字は、本来の形をそのままに残していると同時に、海外の中華学校で使用されている教科書には、正体字(繁体字)が使われているが、学習しやすくするために簡体字を補助的に加えることもできると述べた。また、このため、正体字と簡体字の差異そのものは、「中華文化の主導者」としての台湾の役割に何ら影響するものではないとの認識を示した。

馬総統は、台湾で学ぶ海外からの学生の数は、2008年にはわずか2万人余りだったのに対し、昨年には6万7,000人余りに増え、うち半数以上が台湾に来てから中国語を学んだと説明。また、台湾では毎年5万点近い図書が出版されているのに対し、人口が57倍に達する中国大陸では台湾の3~4倍だと指摘し、台湾は、中国語作品の出版において強い力量を持ち、正体字を伝えていくにあたり重要な役割を担っていると述べた。

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