台湾高速鉄道に危険物が置かれていた事件や米ボストンでの爆弾事件を受け、国防部は22日、中華民国(台湾)で深刻なテロ事件が起きた場合は、国軍が緊急対応措置と救助支援などの任務に協力し、国家全体の力を高めて共同で国土の安全を守ると述べた。
国防部は、中華民国のテロ対策組織の枠組みと運営メカニズムは「行政系統」と「国家安全系統」に分かれており、暴力、バイオ、毒物などについての八つのテロ対策チームが設けられていると説明。これらチームはそれぞれ各業務機関が所管し、各県・市とも連携して共同でテロ対策にあたっている。また、国軍は各部隊の能力とテロ行為の特質を考慮して部隊編成を調節、テロ対策を担当する専門的かつ地域ごとの対応部隊、及び大規模なテロ対策支援部隊を編成する。これらの部隊は「後方支援」としてテロ対策をサポートする。