行政院（内閣）は、2日の閣議で「観光カジノ管理条例」草案を承認した。同草案は立法院（国会）の審議に送られる。草案を取りまとめた交通部は、「高度な管理・統制」、「警察権の掌握」、「専門機関の設置」の3大原則に加え、「賭博依存防止基金の設立」といった補完的措置を、立法の基本的な方向に据えていると強調した。
草案の内容はまず、観光カジノはカジノの営業免許を取得した者が経営できることとし、観光カジノと国際観光レジャーエリアの経営者を同一とする。免許は定期的に適格性の審査を受け更新しなければならない。
さらにこの草案は、財源を豊かにし、観光カジノ事業者が税金を納めることで観光と経済の発展を支え、離島のインフラを改善することを目指す。事業者はカジノ売上高の一部について、公益目的に供すると同時に、財団法人賭博依存防止基金会のギャンブル依存症防止活動のために寄付しなければならないこととする。