台湾北部の新北市は先ごろ、「クラウド・セキュリティ・アライアンス(Cloud Security Alliance:CSA)」により、「安全なクラウド認証(Open Certification Framework)」を通過した自治体と認定された。CSAが自治体に同認証を授けるのは世界で初めて。新北市はまた、CSAによる、「2013年クラウド・セキュリティ・スター賞(2013 Cloud Security STAR Award)」も受賞。同賞はこれまで、クラウドの運用とセキュリティの面で重要な貢献や模範的な役割を果たした国際的な企業に与えられており、自治体が受けるのは初めて。
新北市によると、CSAは2009年に発足した、クラウドコンピューティングのセキュリティに関する世界最大の国際団体。世界各地に64の支部を持ち、会員は4万8000を超える。AmazonやGoogle、マイクロソフトなどもCSAのクラウドセキュリティーガイダンスを採用。新北市では、「クラウド・セキュリティ研究センター」を同市に設置する可能性についてCSAと検討中だと明らかにしている。