ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の米フェイスブックが推進する、オープンソース形式でクラウド向けハードウェア仕様の開発に取り組むプロジェクト「OCP(オープン・コンピュート・プロジェクト)」と、台湾クラウドコンピューティング産業協会は23日、「OCPT(オープン・コンピュート・プロジェクト台湾)」の発足を宣言した。今後、台湾の企業と共同で、クラウドデータセンターのハードウエア仕様の検証と開発に取り組む。
台湾クラウドコンピューティング協会によると、OCPは2011年に構想が提唱された。今年年初には日本でOCPJが発足、OCPTは世界で3カ所目の拠点となる。OCPTは、OCPJと協力しながら、OCPT APECを形成することも視野に入れ、台日の提携で技術をアジア全域に広めたいとしている。また、台湾の企業としての視点から、技術の仕様に関する研究成果を上げるとともに、標準化についての提言を行いたい考えだ。