スイス・ローザンヌの国際経営開発研究所（IMD）は29日、「2013年世界競争力年鑑」を発表。評価対象となった60ヶ国・地域のうち中華民国（台湾）は11位で、昨年から4位後退した。アジアでは3位で、香港（世界3位）とシンガポール（世界5位）に劣るのみだった。
行政院経済建設委員会によると、IMDでは1997年と2013年の順位を比較し、順位を5位以上上昇させた国・地域を「勝者（winner）」と判定しており、アジアでは中国大陸、韓国、中華民国のみが「勝者」だった。競争力ランキングを構成する四大指標のうち、中華民国は「政府の効率性」で8位、「ビジネスの効率性」で10位。経済状況とインフラは16位だった。