馬英九総統は4日、「天安門事件」から24年にあたって談話を発表、中国大陸における新たな指導者層がこれを機に、人権の面で新たな局面を切り開くよう期待した。
馬総統は、1989年6月4日の「天安門事件」は台湾で1947年2月28日に起きた「228事件」と同様に、当時の「政府」が民衆による抗議活動への対処を誤ったことが生んだ悲劇であり、台湾海峡両岸の指導者は常に深く反省し、この教訓を忘れてはならないと述べた。
馬総統は、両岸関係はここ5年近くで大きく改善されたものの、人権を実践する上での落差は両岸の人心を近づける上で常に障害になっていると指摘、こうした障害が、人権に関する経験について両岸が交流と対話を行うことで徐々に縮小できることに期待した。