行政院衛生署中央健康保険局は4日、国民皆健康保険制度の重症患者に関する統計資料を発表、2012年の健康保険「重症患者認定証明」受領者数は保険加入者数の3.86%で、これらの人たちの医療費用は全国の総医療費用の27.6%だった。全体の4%近い重症患者が医療費用の27%を使用しているわけであり、国民が支払う健康保険料100台湾元(約335日本円)のうち27台湾元(約90日本円)が、重症患者の治療費を助けていることになる。
その統計によると、2012年末の「重症患者認定証明」受領者数は89万8975人で、前年比で4.3%(3万7149人)増えた。最も多いのはがん患者で全体の48.2%。以下は慢性の精神病(21.7%)、生涯治療が必要な全身性免疫不全(8.9%)、慢性の腎不全(尿毒症)で定期的な人工透析が必要な患者(7.4%)の順だった。
「重症患者認定証明」は医師の診断と審査を経て発行される。保険対象が有効期間内に同証明を用いてその疾病を治療する場合、一部の費用負担が免除される。