馬英九総統は7日、ニューヨーク大学法学部教授でアジア・アメリカ法研究所の共同責任者、ジェローム・A・コーエン（Jerome A. Cohen）氏と会談した。馬総統は会談の中で、台湾は今年4月、「市民的及び政治的権利に関する国際規約（ICCPR）」と「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約（ICESCR）」に関し実施状況報告書を発表した一方で、中国大陸はICESCRのみを批准しICCPRは批准していないと指摘。ただ、台湾海峡両岸がこの2つの国際規約の実践において、互いに研究し競い合うことができれば、これは前向きな取り組みと言え、将来的には徐々に実行に移すことができると信じていると述べた。
一方、中国国民党の呉伯雄名誉主席は12日から中国大陸を訪問する。これに関し、行政院大陸委員会は6日、政府は両岸が相互の理解を深めるのに役立ち、よき交流となる民間の活動の進展については楽観していると表明した。