世界で最も厳格とされる、新たな飲酒運転取り締まり制度が13日未明に施行となった。また、ドラッグの影響下での運転による危害の程度も飲酒運転に劣らないことから、内政部警政署では飲酒運転を取り締まる際、ドラッグを吸引したり飲んだりして運転している者に対する取り締まりも同時に行っている。
新制度では、運転者の呼気中アルコール濃度が0.15mg/Lを超えた場合(瓶ビール約1本)は即罰金、0.25mg/Lを超えた場合(瓶ビール約2本)は法律に則って処分することになっている。
11日に公布となった改正後の法律では刑事罰の対象となる基準が従来の0.55mg/Lから0.25mg/Lに引き下げられている。これを上回れば即犯罪となり、懲役2年以下、罰金20万台湾元(約63万日本円)以下を科すことが可能。それによって人に重傷を負わせた場合は最高7年の懲役刑。死に至らしめた場合は3年以上10年以下の懲役刑が科せられる。