外交部は18日、中華民国とフィリピンの間の「台湾・フィリピン漁業会談」に向けた第2回事前協議を今年7月、台北で開催することが仮決定したと表明した。外交部は今後も、第1回事前協議で得られた結論を着実に実現させるようフィリピン側に求め、わが国の漁民の権益と安全を守り、今後の漁業会談の基礎としたいとの方針を示した。
外交部によると、14日に開かれた「台湾・フィリピン漁業会談」に向けた第1回事前協議で承認された結論は4点。(1)法執行において武力と暴力を行使しない、(2)各自の水域における法執行の手順について双方が情報交換を行い、海上での法執行に関する安全メカニズムを確立する、(3)一方の漁船が他方の公船からの接近・追跡、上船、検査、逮捕、拘留、そのほか行政・司法手順に関わる行為を受けた際の通報メカニズムを確立する、(4)船舶と船員が逮捕された際の迅速な釈放メカニズムを整備する、となっている。