オーストラリア連邦議会代議院(下院)のスティーブ・ジョーガナス(Steve Georganas)第2副議長は先ごろ開かれた国会の会議で、中華民国(台湾)がオブザーバーとして国連の専門機関、国際民間航空機関(ICAO)に参加することを支持すると発言した。これは先ごろ、米国連邦議会の上下院が、台湾のICAOへのオブザーバー参加を支持する法案を可決したことに続くもの。
ジョーガナス副議長は、航空輸送の安全は、世界の旅客の利益に関わるものであり、台北飛行情報区(FIR)は、18万平方マイルの地域にわたり、2012年だけでも航空便130万便、旅客4,000万人にサービスを提供するものだと指摘。しかしながら、現状では間接的な方法でしか重要な飛行関連情報を得られないため、台湾は世界の航空輸送の安全を守る上で、他国よりもさらに多くの労力を払わざるを得ないと述べた。