行政院衛生署が23日に「衛生福利部(省)」に昇格。新たに設立された衛生福利部は従来の衛生署内の組織(任務性の部署も含む)と5つの所属機関に、内政部社会司(局)、児童局、家庭内暴力及び性犯罪防止委員会、国民年金監理会、教育部国立中国医薬研究所などの機関が統合される。また、衛生署の26病院の他、従来内政部管轄だった13の社会福利機構も衛生福利部に移管される。
今回の昇格は、衛生署が1971年に創設されて以来最大の調整で、人口構造の変化と新たな社会形態によって生まれる課題に対応し、国民の健康面とケアを強化していくことになる。また、WHO(世界保健機関)による「全方位的(Universal Coverage)なケア」の理念に合致するものでもある。