格付け機関のフィッチ・レーティングスは24日、台湾のソブリン格付けレポートを発表した。同レポートは、台湾は堅実な外貨準備高と安定した経済成長、および台湾海峡両岸関係の継続的な改善に支えられ、外貨建て長期発行体デフォルト格付けを「A+」、自国通貨建て格付けを「AA−」とした。この評価は昨年に続き2年連続で、今後1~2年の方向性を示す格付けアウトルックは「安定的」だった。
フィッチによると、台湾と中国大陸の両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結は、経済統合を後押しし、中長期的な効果と利益が今後徐々に表れる見通し。フィッチはまた、台湾の今年の経済成長率が2.7%に達するとの予測を示した。