馬英九総統は25日、米ブルームバーグ社の取材を受けた際、台湾元の値下がりは輸入原料や商品の価格を上昇させ、人々の家計に影響すると指摘、「為替レートの安定は輸出入に対する影響を比較的バランスの取れたものにする」と述べ、バランス重視の政策をとっていく考えを示した。
馬総統はまた、「輸出を中国大陸やアメリカに完全に依存することはできない」として、東南アジアを含む新興市場の開拓に積極的に取り組んでいることを説明、他国との自由貿易協定(FTA)締結については、「大きく遅れている」と述べ、アジアのその他の国々の歩みに速やかに追いついていく必要性を強調した。