EU欧州連合のIoTフォーラムは今年6月にフィンランドのヘルシンキで正式に創設された。IoTとは、「Internet of Things（「モノ」のインターネット）」の略で、パソコンやプリンター、サーバーなど従来インターネットにつながっていたIT関連機器以外の「モノ」がインターネットに接続していく技術。中華民国（台湾）の資訊工業策進会（資策会）は招きに応じて創始会員となっており、資策会の王可言副執行長はさらに同フォーラム国際委員会の召集人に選ばれている。資策会は29日、台湾の学術研究団体及び業者がEUにおける関連のプロジェクトに参与していく上で、今後さらに大きな影響力を発揮できるようになると指摘した。
資策会によると、同フォーラムにはすでに世界8ヶ国の14の研究団体が参加、EUの政策執行機関である欧州委員会（European Commission）からの支持も得ている。今後はIoT関連の領域における技術の発展とプライバシーの保護、倫理規範の形成などに力を入れ、同時に領域を越えた新たなビジネスモデルの構築に向けての研究も進めていくという。