馬英九総統は30日、政府が今後、「自由経済モデルエリアの始動、公共事業拡大と輸出拡大の強化」など3つのエンジンを駆動させ、台湾経済の成長の原動力とすることを強調した。
馬総統によると、間もなくスタートする「自由経済モデルエリア」が第1の成長エンジンで、スマート・ロジスティクス、国際医療、農業の高付加価値化、産業協力といった項目を発展の重点に据える。また、ヒト、モノ、カネの流れに関して規制緩和を行う方針だとした。
第2のエンジンは公共事業投資で、今後、重要な公共事業の予算配分を改めて見直し、公共事業がもたらす効果・利益と効率をさらに引き上げる構えを示した。
馬総統はまた、第3のエンジンは輸出拡大の強化だと説明した。現在、サービス業の輸出拡大戦略を検討しており、金融や保険、コンピュータ・情報など現代型サービス業の輸出を強化すると述べた。