2024/12/27

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第一弾の生態系「ブラックリスト」、369種の生物が輸入禁止に

2013/08/09
スクミリンゴガイ(行政院農業委員会サイトより)

経済部国際貿易局は先ごろ、今年9月1日より、「中華民国輸出入物品分類表」に「ヌートリア科」をはじめとする18項目の生物とその輸出入規定を追加すると共に、「その他爬虫類」など4項目を削除すると明らかにした。これにより、少なくとも369種の生物が来月より、税関で輸入を阻止されることになる。違反者には最高で30万台湾元(約97万日本円)の罰金が科される。

台湾ではこのほど、侵略的な外来生物の侵入を防ぐため、初めて大規模な見直しを行い、18項目の「ブラックリスト」をまとめた。18項目とは「アノールトカゲ」、「サンジャク」、「カナブン」、「クワガタムシ」、「オオクチバス」、「カルボ・ナンダス」、「グラスフィッシュ」、「レッド・スネークヘッド」、「ピラニア」、「デンキウナギ」、「ザリガニ」、「スクミリンゴガイ」などで、少なくとも369種類の動物が、9月1日より輸入が禁止される。違反した場合は、3万~30万台湾元(約9万7000~97万日本円)の罰金を科されるか、あるいは輸出入業務を禁止される。

行政院農業委員会は、今後、第二弾、第三弾の「ブラックリスト」を打ち出し、まず水際での侵入経路を断ってから、所有・販売・飼育の禁止にとりかかるとしている。

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