2024/12/27

Taiwan Today

経済

台南市の安平港が7番目の自由貿易港エリアへ

2013/08/13
安平港(台湾港務株式会社サイトより)

行政院経済建設委員会は12日、「安平港での自由貿易港エリア設置申請案」を承認した。近日中に行政院に送られ、同院による決定後、安平港は台湾における7番目の自由貿易港エリアとなる。今年10月にも外部からの企業誘致を始められる見通しに。

安平港は台湾南部・台南市に位置する港。安平工業エリア、南部サイエンスパーク、台南科技工業エリアなどの製造業エリアに程近い。さらに、その近隣の雲林県と嘉義県、台南市は台湾の農業、水産業の要衝である。現在、安平港はすでに石油化学製品、非鉄金属、スポーツレジャー用品、空調設備、自動車部品、漢方薬・食材加工業などの農工企業と交渉を進めている。台湾港務株式会社は、運営初期では250人分の雇用機会を創出できる他、1800万台湾元(約5848万日本円)の税収増加も見込め、より大きな雇用と生産高の成長をもたらすことになると予想している。

現在、台湾には5港湾(台湾北部の基隆港、台北港、中部の台中港、南部の高雄港、北東部の蘇澳港)と1空港(北部・桃園遠雄)の自由貿易港エリアが設けられている。交通部は、自由貿易港エリアの2011年の輸出入総額は3026億台湾元(約9831億日本円)だったのに対し、2012年には5019億台湾元(約1兆6308億日本円)へと65.9%成長、今年上半期はすでに3663億台湾元(約1兆1902億日本円)と、さらに増えていると説明している。

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