2024/12/26

Taiwan Today

政治

「戦備は怠らず、軍の尊厳は踏みにじらず」馬総統

2013/08/26
金門島で「平和の鐘」をつく馬英九総統(中央)。(中央社)

今年で「八二三砲戦」(離島・金門島と中国大陸との砲撃戦)から55年。馬英九総統は先ごろ、離島・金門の擎天庁で金門防衛指揮部陸海空軍に向けて談話を発表、戦備を怠ってはならないこと、そして軍の貢献は抹消できず、軍の尊厳を踏みにじることは許されないことを強調した。

馬総統は、台湾海峡両岸の情勢は徐々に緩和され、過去64年来最も平和な状態にあるとはいえ、中華民国(台湾)にとって必要ながら製造できない武器を取得するため、政府はアメリカからの軍備購入を継続すると述べた。

馬総統はまた、国と民を守ることは軍の根本的な責任であり、基本的な存在価値だと改めて指摘した上で、軍の尊厳を踏みにじり、その貢献を抹消しては軍だけでなく国自体を傷つけることになると述べた。

馬総統は、「平和の鐘」をつく前のあいさつでは、「歴史上の過ちを許すことは出来ても、その教訓を忘れてはならない」とし、政府が「紛争の平和的な解決」という重要な理念を堅持していることで、両岸の膠着した状態は効果的に緩和され、東シナ海及び南シナ海における問題の上でも成果が出ていると説明した。

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