行政院の江宜樺院長は28日、同院科学技術諮問会合事務室に対し、年末にも「第5世代（5G）移動通信システム発展産業戦略会議」を招集し、半年内に国の「2020年TW-5G戦略構想」をまとめるよう求めた。
江院長は、国民の将来的なモバイルブロードバンドネットワークへのニーズに対応し、情報通信技術（ICT）産業の強みを持続させるためにも、台湾は速やかに5G推進に関わる全体的な見据えた計画に取り組むべきと述べた。さらに年末に開く予定の「5G発展産業戦略会議」では、各方面からの意見を広く聴取し、行政院国家科学委員会や経済部と共同で関連省庁を召集し小委員会を立ち上げ、半年内に「2020年TW-5G戦略構想」を提出するよう江院長は指示した。
なお、政府は2014年度の科学技術発展の政策として、「システム生物学による農業バイオテクノロジー製品の基幹技術研究」、「へき地におけるデジタル情報を生かした世界レベルの医療ケアネットワークの整備」、「医療科学技術による社会保険の持続可能な発展の枠組み構築」、「教育学術研究分野における基幹ネットワークのブロードバンド効率向上計画」、「スマート・ハンドヘルド・デバイス核心技術チャレンジ計画」、「ハイエンド工作機械制御機器の自主開発と最先端化計画」、「農業科学技術産業推進世界物流計画」の7項目を挙げている。