金融監督管理委員会(金管会)は、「財金資訊股份有限公司(株式会社)」(財金公司)と中国大陸の銀行、中国銀行台北支店が、財金公司が設置した「外貨決済プラットフォーム」において、人民元の決済清算業務を提供することに同意した。同業務のスタートは今年の9月30日。このプラットフォームを使うことで、台湾と中国大陸の間で人民元を送金する場合に国外を通す必要が無くなる他、その日のうちに送金が全額完了するため、個人と企業にとって資金のやりくりの利便性が大いに高まる。
送金に関する中国語でのサーフェスについて、中華民国銀行公会(同業組合)ではすでに同会ホームページ(http://www.ba.org.tw 中国語)に「人民元送金業務専門ページ」を開設、人民元の送金に関するQ&A、注意事項と送金手続きの流れなどを説明している。中国大陸の中国銀行台北支店でも、正体字(繁体字)と簡体字に対応した統一のチャイニーズ・テレグラフ・コードを整理して各銀行に提供。送金者は中国語でデータ(正体字、簡体字とも可)を書き込むだけで手続きは完了する。
金管会は今年2月27日に財金公司による「外貨決済プラットフォーム」設置を許可。3月1日には、台湾海峡両岸間での米ドル決済サービスを開始している。