カナダのシンクタンク、フレーザー・インスティテュート(Fraser Institute)がまとめた「世界の経済自由度2013年年度版」(Economic Freedom of the World: 2013 Annual Report)によると、世界の152経済体のうち、台湾は昨年と同じ15位だった。上位3位は順に香港、シンガポール、ニュージーランドで、このほか英国12位、米国17位、ドイツ19位、日本と韓国が33位、中国大陸は123位だった。
フレーザー・インスティテュートによる経済自由度の格付け指標は、(1)政府の規模、(2)法制度および所有権、(3)通貨の健全度、(4)国際的な交易の自由度、(5)法規制の5分野となっている。
台湾の評価を指標別にみると、「政府の規模」は32位で平均7.5ポイント、「法制度および所有権」は28位で平均7.0ポイント、「通貨の健全度」は18位で平均9.5ポイント、「国際的な交易の自由度」は44位で平均7.7ポイント、「法規制」は77位で平均7.1ポイントとなっている。また法規制のうち、「融資市場法規」は74位で平均8.7ポイント、「労働法規」は124位で平均5.0ポイント、経済法規は29位で平均7.6ポイントだった。